内陸フロンティア振興特別委員会の視察

9月3日〜5日、内陸フロンティア振興特別委員会にて北九州方面(福岡県、大分県、佐賀県)へ、高速道路を活用した内陸部の地域振興に関する事例調査を行った。

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9月3日、新幹線で九州に入り福岡からバスで福岡県糸島市のJA糸島産直市場「伊都菜彩」を視察した。同産直市場は西九州自動車道や国道202号バイパスに近接しており、立地条件は非常に良い。「糸島産」の商品にこだわり、最大の売りは「新鮮さ」である。POS導入により売上・在庫管理をシステム化し、携帯電話等を利用して生産者に売上情報を随時提供することで、適宜商品が入荷される。売り上げ構成は農産物40%、加工品25%、鮮魚15%等となっている。商圏は自動車で1時間圏内と想定し、交通アクセスが良いことから福島市や佐賀県も商圏としている。近隣には他の団体が運営する産直市が多数あり、競争は激化しているが「伊都菜彩」は施設規模を大きくし、品揃えが豊富なことから開設前の予想を超えて集客している。
9月4日、最初に大分県大山町農協「木の花ガルデン」を視察
大山町農協が、新しい農産品の流通方法の構築や無販売農家などが生産した農産物を換金する仕組みづくり、都市との交流拠点づくりなどを目的に始めた事業。同農協は30年以上前から「健康な土づくり」による「大山オーガニックランド農業」、高付加価値産品の開発による収益向上といった先進的な取り組みを実施し、他農協との差別化を図ってきた。1990年7月に農産物や農産加工品の直販所である「木の花ガルデン大山店」を日田市にオープンし、その後は福岡市のスーパーや大分市、別府市等に進出して規模拡大を図ってきた。「木の花ガルデン大山店」では、梅蔵物産館の増設やバイキングレストランの開設による付加価値向上に取り組み、女性客増加などの効果をあげている。産直販売における最大の魅力である「鮮度」を維持するために、高速道路の日田IC近くに集荷場を作り直送する体制を整えている。高速道路は福岡都市圏からの集客にも寄与している。
次に、イオンアグリ創造?大分九重農場を視察した。
安心・安全・新鮮・合理的な価格、の農産物の安定供給を目指して農場運営を行っているイオングループの会社。平成21年創立以降、関東地方5か所で農場運営をしてきたが、平成23年9月に関東以外で初となる農場を大分県九重町に開設した。九重農場は大分県農業農村振興公社から土地(10ha)を借り受けている。収穫された野菜は鳥栖市内の物流拠点に運ばれ、九州全域のイオングループ約100店舗に配送される。
9月5日、佐賀県庁を訪ね佐賀県の工業団地や新産業集積エリアについて説明を聞いた。佐賀県は九州の高速交通体系の中心といった恵まれた交通インフラを活かし、工業団地を県内各所に開発・分譲してきた。最近は雇用創出や経済効果の大きな大規模企業、シンクロトロン光関連産業や新エネルギー産業などの重点誘致を推進し、地域経済の活性化や雇用機会の創出を図るために中長期的視野に立った新産業集積エリアの整備を行っている。
グリーン・ロジスティクス・パーク鳥栖

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鳥栖ICまで約500mの位置にある九州随一の物流拠点。佐賀県が事業主体となり総面積67.6ha(うち分譲面積46.1ha)、当物流拠点は九州縦貫・横断自動車道がクロスし博多湾や福岡空港、有明佐賀空港に近接した交通の要所ことから、企業からの要望を受け予定より1年早めて平成18年から公募開始した。52台が駐車可能な共通のトラック待機場を整備している。見学した事業所は、冷凍で管理が必要なCO-OP商品の保管とセットを行っている?シーエックスカーゴ鳥栖冷凍流通センター(生活協同組合の物流部門を担うグループ会社)
鳥栖北部丘陵新都市/佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター
鳥栖IC近くに立地している。研究開発型企業を対象とした産業拠点。工業用地のほか周辺には住宅用地なども整備されている。佐賀県の「九州シンクロトロン光研究センター」は地域産業の高度化と新産業の創出を目指し研究開発を目指し企業や大学の研究室などが応用研究を行っている。
帰りは福岡空港よりFDA航空にて富士山静岡空港へ戻った。

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