愛知・三重へエネルギー関連の視察

11月7日〜8日
民主党・ふじのくに県議団で構成する「グリーンエネルギー政策研究会」により、愛知県と三重県へエネルギー課題の視察調査を行った。視察目的は浜岡原発停止中の火力発電所の実態、メガソーラおよび愛知臨空新エネルギー実証研究エリアの取組み、三重県のエネルギー政策、等についてです。
中部電力武豊火力発電所

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同発電所は2号機(37.5万kw)、3号機(37.5万kw)、4号機(37.5万kw)の合計112.5万kwの重油火力発電所で電力のピーク調整を目的として運転している。浜岡原発の全停止を受けて3号機は長期計画停止を予定していたが再稼動体制に入った。2号機は老朽化しており平成21年より停止中であったが急遽点検整備し昨年夏場の電力需要のピーク対策に間に合わせた。まさに、人間で言えば卒寿(90才)を過ぎた老体に鞭を入れてい

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るような状態だ。また制御施設も古くメーカーにはコンピュータの基盤など部品の予備さえ無い。愛知県から三重県にかけて中部電力の火力発電所が数多くあり、いずれもフル運転をしている。燃料は重油、石炭、LNGだが、いずれも、産出国が日本の実情を見て値上攻勢をかけてきているとのこと。重油、LNGは中東からのものが大半で、入手が止められる危険性も秘めている。永崎重文所長の説明には原発が停止している現状で、国民の生活を支えるためにも長時間停電を起こしてはいけないという使命感と強い思いが感じられた。
メガソーラたけとよ

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中部電力の武豊火力発電所敷地内にあり、過去に5号機建設予定地であった14万?に太陽光発電施設(7,500kw)が設置されている。このメガソーラ施設は中部地区最大規模であり、約3万9千枚の太陽光パネルが設置されており見応えのする施設だが、このメガソーラ1年間分の発電(730万kw)を対岸にある中部電力の碧南火力発電所(1〜5号機)では2時間で820万kwを発電するとのこと。新エネルギーの普及を促進させなければならないが、新エネルギーのみで自立化を図るには限界があることを感じた。
あいち臨空新エネルギー実証研究エリア

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愛知県が「環境・エネルギー産業」を地球温暖化や資源枯渇等の問題に対応した次世代の成長産業として位置づけ、新エネルギー関連産業の振興を図るために技術の実用化を促す研究開発拠点として設置したもの。施設内には集光型太陽光発電プラント実証研究、小型風力発電装置の翼の騒音低減実証研究、バイオマス利用スターリングエンジン発電実証研究、保水セラミックを用いた太陽光発電効率向上実証研究、他の実証研究が実施されている。また、新エネ体験館では各種PR施設があり楽しみながら新エネルギーの原理や技術が理解できるようになっている。
三重県新エネルギービジョン

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三重県は平成23年3月11日の発生した東日本大震災と福島第一原発の事故によりエネルギーをめぐる状況が一変したことを受けて、地域資源や地理的条件などの地域特性を生かしたエネルギー創出を促進するために、概ね10年先(平成32年)を見据えた新たなビジョンをまとめた。三重県における平成20年度の最終エネルギー消費量に対する新エネルギー導入率は3.6%であり、平成32年度を見据えた新エネルギービジョンの目標は10%ととした。また新エネルギー導入のための5つの戦略プロジェクト示している。
1.地域エネルギー創出プロジェクト
2.まちづくり、地域づくりにおける新エネルギー導入プロジェクト
3.家庭、事業所における新エネルギー導入促進プロジェクト
4.エネルギーの高度利用促進プロジェクト
5.新エネルギー関連産業等育成プロジェクト

カテゴリ:視察