浜松市沿岸域防潮堤整備工事を視察

11月11日、浜松市沿岸部の防潮堤整備状況を視察した。

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一条工務店グループの寄付を受けて、津波対策に関する静岡県および浜松市との3者の基本合意がなされた。基本合意の要点は
?一条工務店グループは工事の進捗状況を見て300億円を寄付する。
?防潮堤整備区間は天竜川西部から浜名湖今切口までの17・5?。
?第4次地震被害想定の津波高を上回る高さとする。
?十分な安全性が確保できる構造・強度とする。
?県は防潮堤を整備し、馬込川河口部に水門等を整備する。
?浜松市は土砂確保のほか、県と連携し住民や各種団体に説明する。

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現在、凧揚げ会場となる中田島砂丘西側550mと天竜川河口付近250mで試験施工を実施している。工法は同市天竜の阿蔵山から調達する土砂および現地の砂とセメントとの混合構造(CSG)堤として津波の波力に対し安定な断面を確保し、さらに両側を盛土で覆い抵抗性松等で保安林を再生することで、保安林機能の維持向上と景観や環境面への影響を軽減させる。

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県では10月31日、堤体の高さを13m程度として整備を進めてきたが、第4次地震被害想定で中田島砂丘周辺は14.9m津波高と公表されたことから、一部の区間を想定を上回る15mまでかさ上げすると発表した。これにより、想定浸水被害は14.68平方キロから4.19平方キロまで減少できる。
現在、阿蔵山からの土砂搬入は振動や騒音の問題で周辺住民の同意が得られず中断しているが、浜松市が対応策を提示し調整を図っている。

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