新エネルギー事情調査2日目

3月25日、仙台市内のキリンビール?仙台工場を視察しました。
 同工場はキリンビールの中核工場で同社が発売しているビールの全てと各種清涼飲料水等を生産している。今回の視察は、二酸化炭素削減に向けたエネルギー対策として、?天然ガスボイラー、?バイオガスコージェネレーション、?WP廃熱回収システムの説明を聞いた。
工場で必要な多量の熱エネルギーは天然ガスを燃料とする24基の小型貫流ボイラーを蒸気の必要量に応じて自動的にカスケード(段階的)運転し利用効率を上げている。また、多量に(200L/時間)発生する排水は嫌気処理しメタンガスを取り出し、都市ガスと混合してガスエンジンで発電するとともに、廃熱ボイラーで熱回収している。エネルギーの回収効率は84%と高く、発電した電力は工場使用電力の20%。WP排熱回収システムは、麦汁煮沸工程で発生する排熱を回収するシステムで多くのビール製造工場で省エネルギー対策として導入しています。

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次に、岩手県雫石町へ移動し?バイオマスパワーしずくいしを視察しました。
 同社は小岩井農場、三菱重工、東北発電工業、東京産業、雫石町が出資し設立した事業所で、小岩井農場から日量59tの家畜排泄物と岩手県内の食品工場や雫石町の学校給食から食品残渣を日量20t程度受け入れ、固液分離し液状物は嫌気処理してメタンガスを発生させガスエンジンで1日約4,000kwの発電。固化物はコンポスト装置で堆肥化。消化液は液肥としている。生産された電力、堆肥、液肥ともに小岩井農場に販売している。また、日本自然ネルギー?を通じグリーン電力証書を発行し、これまでに177,000kw相当の証書を販売した。
 同施設は設立時に補助を受けているが運用面での補助は無く、大規模であることから採算は取れているとのことだが15年間の期限とした事業としている。

カテゴリ:視察